2022年の会場は3年ぶりの大町温泉郷で、初めて薬師の湯の前をお借りして伝統食にチャレンジしました。以前から常連の方々に加え、親子での新たな参加者が増えて、お菜洗いと野沢菜漬けの体験を楽しみました。
日時:2022年11月24日(木)、26(土)、27日(日)9:00~14:00
集合:大町温泉郷「薬師の湯」前(大町市平2811)
参加者:24日 子ども1、大人12、スタッフ2、つけものや2
26日 子ども9、大人20、スタッフ4、つけものや2
27日 子ども7、大人17、スタッフ3、つけものや2
協力・指導:湯けむり屋敷屋敷の湯、信濃大町のつけものや、大町市温泉開発
<プログラム>
9:00~14:00 30分おきに受付 所用時間は約1時間
1)こせ 包丁で野沢菜の根元に切り込みを入れ、黄色くなった葉を落とし、洗いやすくする
2)お菜洗い 温泉の水で泥や汚れを落とし、冷水ですすぐ
3)水切り 葉っぱを束ねて立て、30分~1時間ほど水を切る
休憩・試食
4)調味料計測 葉っぱの重量から塩や砂糖、酢などの調味料を計算して測って合わせる
5)漬込み 本漬けは樽に隙間なく敷き詰め、間に調味料を入れていく。
切り漬けは茎葉を4㎝ほどに切り、ビニール袋に調味料と入れて揉む。
初めて体験する動機は「一度やってみたくて」「ばあばが漬けていたけれど、できなくなって…」など様々でしたが、毎年来る方も含めて「美味しい野沢菜漬けを食べたい!」という思いはみなさん共通でした。
昨年まで調味料はこちらで測って渡していましたが、「こせ」で落とす葉量が各人異なるので、葉の重さから調味料を計算する紙と秤を準備し、参加者自身で調味料を計測・調合しました。今回はカブ付きの野沢菜の展示や野沢菜漬の由来など説明を行ったところ、県外者や移住者に好評でした。
一束5㎏はこのぐらい | 根元に切れ込みを入れます |
不要な葉っぱも落とします | 暖かい温泉で洗って |
冷水で冷まします | 家族総出で参加! |
調味料をブレンドして | 樽に隙間なく詰めていきます |
時々調味料を振りかけます | 切漬けにも挑戦! |
こせた葉っぱはヤギさんに。ウメェ~♪ | 虹の架かった北アルプス |
参加者の感想
- 初めての経験で楽しかったし、野沢菜があんなに美味しいとは思わなかったです。買うよりも何倍も美味しかったので、また来年も参加したいです。
- 野沢菜の洗い方、並べ方、重しの量など、色々教えてもらえて参考になりました。
- 家でやると洗い場などお湯の用意も大変。自分で野沢菜買って、場所用意してとかを考えると、皆んなでワイワイ言いながら楽しめるので、また参加したいです。
- 子ども達も初めての体験でしたが、手厚く見て教えていただけて助かりました。楽しく美味しく漬けられてよかったです。
- 雨が降って大変でしたね。でも、虹が出て、その後晴れて良かったですね。至れり尽くせりで、助かりました。
- 家族みんなで参加しました。家で洗い桶の準備をするのが大変なので、助かりました。
- 何ごとも実践してわかることがあるので、経験が大切。説明も親切で良かったです。
- あたたかい温泉で洗えて、後始末もしていただけ感謝です。柔らかいくおいしい野沢菜漬けができてうれしいです。
- 教えていただいて実際に自分でやってみることで、本やネットでは分からないようなコツなどを知ることができて良かったです。漬物の素を入れているのは少し残念でした。自宅では教わったやり方を元に、無添加で漬けてみました。食べ比べをしてみたいと思います。
*本事業は地球環境基金の助成金を活用しています(2022年度採択事業)。
行政の委託等ではありません。